速読術の基礎知識
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間違いだらけの速読術
正しい速読術の習得
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速読と心の自由
速読における発想や思考法の在り方について解説します。
キーワードは、「心の自由度」です。
まず、“速読である以上、短時間で早く読まなければならない!”という強迫観念を心から払拭します。速読は「結果」であって、「目的」ではないからです。
次に、“一度の読書で理解し、記憶しなければならない!”という使命感からも自由になります。本は、何度読んでもいいのです。
例えば、読書のテクニックとして、「三段読書法」を読書スタイルに取り入れてはいかがでしょう?
これは、一度目にその本に書かれている概要を掴み、二度目に書かれていることの内容を理解し、三度目はポイントだけを記憶するという、初めから3回読むことを前提とした読書法です。
さらに、図書館の本や借り物などは別として、自分の本であれば、初読の時点で、
「ここが大切だ!」と思える部分を、ピンクの蛍光マーカーでライン引きするのは、いかがでしょう。
自分が読んでいるうちに重要と思われる箇所をマーキングすることにより、二度目の読書
は、必要な箇所だけに目を向けることが出来ますし、印象や記憶にも残ります。
人間の記憶容量には限界がありますから、万一忘れ去ってしまったとしても、その情報が改めて必要となった際にマーキングをした本を読み返せば、ポイントはすぐに把握出来できますし、記憶の呼び覚ましにも効果を挙げることが出来るのです。
最後に“記憶からの自由”を持つようにすべきです。
速読をしたからといって、必ずしもその本の内容を理解し記憶しておく必要はなく、一度の読書で頭に入ってこなければ、その程度の情報なのです。
もし、どうしても記憶する必要に迫られる内容であれば、記憶に定着するまで、何度でも読み返せばいいのです。