速読術の基礎知識
速読術に関するウンチク
間違いだらけの速読術
正しい速読術の習得
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速読に才能は必要か?
世の中には、生まれつき、本が早く読めるという人は、いません。
また、日頃から本が好きで読書習慣がある人と、ほとんど本を読まない人とは、読書する速度が違っても当然です。
同じように、英文を読みなれている人と、あまり目にすることのない人とは、英字新聞を見た時の瞬間的な読解力に差が生じてしまうのは、致し方ないでしょう。
逆に考えてみれば、目で文字を追う速度には、さほど個体差は存在しないわけですから、速読術を学んでいない状態では、どんな人でも、ほとんど速読力の差が無いのです。
それゆえ、速読術に関する、苦手意識やコンプレックスを持つ必要は全くありません。
むしろ、まったく白紙の状態から、意欲的な向上心やチャレンジ精神を持って、速読術の習得に取り組んでもらえる方が、より習得するスピードが速まるのです。
今では多くの流派が速読術の教室を開講し、多くの受講生を集めている現状がありますが、
これらの速読術をおおまかに分類すると、以下の5つのタイプに分けられます。
(1)「右脳や左脳の活用」を根拠とする速読術
(2).欧米式の情報処理の手法を活用する速読術
(3)眼球の動きを訓練し、文字情報の処理や反応速度の向上を目指す速読術
(4)漢字やカタカナなどのキーワードを高速に拾い読むことを主眼とする速読術
(5)視覚トレーニングにより、ひたすら読書のタイムトライアルを行なう速読術
それぞれの速読術には、それなりの根拠があり、速読が可能となる原理やトレーニングの
成果が掲げられているわけですが、客観的に全体を眺めれば、それぞれの教室の看板こそ違え、そこで教えていることの本質は、ほとんど同じです。
同じであれば、あとは練習方法や努力次第で、速読力は通常の人に比べ、面白いように差がついてくることでしょう。
そうした努力の結果、普通の人には、“天才的”だと映る速読力が身につくのです。
ただし、努力自体は決して楽なものではありませんので、取り組む以上は、途中で投げ出さないという覚悟は必要です。